オランダ政府、ロシア制裁でエネルギー依存早期解決を探る

EUは、ウクライナへのロシア介入に対する経済制裁として、ロシアの政府系銀行によるヨーロッパの金融市場での資金調達の制限や、ロシアとの武器の取り引きの禁止そして石油産業などへの先端技術の供与の制限など、大規模な追加制裁で合意した。しかし一方でロシアからのガス輸入に頼っている欧州諸国ではロシアからの供給が停止することを恐れている。

オランダ政府は早い時期にロシアからのエネルギー依存を減らすよう警鐘を鳴らしている。昨日の下院での討論では党派を超えてこれに同意している。現状オランダのエネルギー供給の30%(天然ガスは5%)はロシアから、また中東からの供給も30%と高い。ロシアからのエネルギー供給依存度はオランダは他の欧州諸国とくに東欧に比べて最も低いほうだが、今後対ロシア制裁が続くに伴いエネルギー源の多様化が求められている。

例えば米国からのガス輸入や欧州内でのエネルギー開発の推進であるが、これにオランダは大きな役割を担っている。ロッテルダム港は世界最大の石油とガスの貯蔵施設を持つため、ここに米国から輸入したLNGガスを貯蔵し欧州各国へ流通できる。緑の党などは代替エネルギー源の開発を急ぐよう促している。