オランダ、公共交通チェックアウト忘れで2300万ユーロ

オランダではトラム、メトロ、バス、そして国鉄でOVチップカードと呼ばれる公共交通機関用デビットカードが使われているが、出口でチェックアウトし忘れると高額な運賃が課せられる。日本などのように出口にも自動改札が必ずあるわけでなく、そのままチェックアウトし忘れるというケースが多い。このチェックアウト忘れによる「利益」は年間2,300万ユーロ(32億円)にも上る。
チェックアウトのし忘れはクレームし返金を求められるが、手続きが面倒なためほとんどの人がこれを行わない。

現在のシステムでは、まずトラム(バス、メトロ)でチェックインすると自動的に最低4ユーロが課金され、チェックアウトする際に実際の料金に調整される。電車の場合はこれが20ユーロとなる。チェックアウトを忘れるとこの金額がそのまま課金されるという仕組みになっている。また乗り換えの場合もそのたびにチェックアウト、チェックインしないと同じような過剰料金が課せられてしまう。