オランダ国籍の若者、イスラム過激派ISISのイラク戦闘に参加

イスラム過激派組織アルカイダの流れをくむ「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」が、イラク北部の第2の都市モスルやさらに南のティクリートを制圧しイラクを混乱に陥れているが、この過激派組織ISISに参加するイスラム系オランダ人の若者が増えている。オランダのティマーマン外相は「オランダ国籍のものがISISのような組織に参加することは刑法そして民法上で違法であるという見地からこれを阻止すべき」と述べている。イスラム過激派組織に参加する青年はオランダだけでなく他の欧州諸国でも問題化しており、オランダは他国と協力しこれを阻止するよう働きかけている。
国連安全理事会はISISに対し制裁を加えることを決定しているが、これに基づきオランダはISISに関連している者の資産凍結あるいは海外渡航禁止を行うことが可能である。
オランダの諜報機関AIVDによれば、150名以上のオランダ国籍の若者がシリアでも戦闘に加わっているという。

シリアやイラクでのイスラム過激派組織に加わり戦闘をしてきた若者たちが、洗脳されオランダを含む欧州でもこのような動きを推進しようとしていることが懸念されている。