今後20年のオランダの気象予想。大雨、極暑、暖冬

オランダ気象台(KNMI)が発表した今後20年の気象予測によれば、大雨、ひょう、雷などの極端な気象状況が増える。さらに2085年までに水位は25から80cm上昇する。
冬はこれまで以上に降雨が増え、夏は乾燥する。今回発表された新しいシナリオでは、霧、太陽光、湿度、降雨、大気の質について詳細が描かれている。冬は今年のような暖冬が増え、夏は今まで以上に暑い日が増える。

気温はさらに上昇するが、上昇率は冬が高く春は低い。2050年ごろの気温は現在より1度から2.3度高くなる。これが2085年には3.7度まで上昇する。「アムステルダムの冬は今のフランスのボルドーの天気のようになる。」と気象台。
政府はこの気候変動に対処するための準備を行わなければならない。とくに海面より低いオランダでは、水、健康、エネルギー、交通、農業そして自然の管理にこの気候変動を考慮が必要となる。

気候変動シナリオ要約(オランダ語)