オランダ、駅の駐輪場不足深刻

オランダの駅にある駐輪場は数百万ユーロを投じて増強したにもかかわらず、さらに不足するという状態に陥りそうである。オランダ国鉄のサービスを行っているプロレールが火曜日に発表したもの。経済が回復すれば鉄道利用のため駅まで自転車で行きそこから仕事場に通う人が増え、2030年にはさらに6000台分の駐輪場が必要となると試算している。

数年前インフラ・環境省は2億2000万ユーロ(約300億円)を投じて100,000台分の駐輪場を建設したが、それでも現状で不足状態。同省はこれで十分としてそれ以上の投資は行わない意向なので、今後は各市町村が独自で駐輪場の建設を行わねばならない。

鉄道を利用して仕事場に向かう人の40%は駅まで自転車を使っている。これは合計で約50万人。特にアムステルダム中央駅などの大きな駅では駐輪場不足が深刻な問題となっている。