オランダ財相「経済危機は去った」

オランダ財相(労働党)でユーログループの議長であるダイセルブルーム氏はテレビのインタビューにて「経済危機は終わった」と発表した。ただ、経済危機の終了とは当然ながらいかにこれを定義するかによって違うが、と付け加えている。経済成長か緊縮かで危機が過ぎ去ったか否かを測るならば、現在オランダ経済は上向きで投資も活発化していることで「危機は去ったと判断する」とダイセルブルーム財相。

失業率はまだ高く財政赤字も消え去っていないが、ダイセルブルーム財相は今年は雇用増加の正念場であると期待している。
オランダは他の欧州諸国が次々と経済回復をする中で取り残されてきていたが、今年こそは回復に向かいそうである。今年の経済成長予測は1.2%と欧州の平均。さらに来年は1.4%が予測されている。