今日からオランダ軍がドイツ軍の一部に
今日3月30日は、オランダ軍の大半がドイツ軍の一部になるという歴史的な日となる。かつてドイツ軍に占領されたオランダは一部の人の間ではいまだにドイツへの嫌悪感があるが、すでにこれも過去のものとなりつつある。ドイツ軍とオランダ軍の合併はすでに数年前から少しずつ進んで来ていたが、ウクライナの戦争で急激に加速した。
オランダ軍には3つの旅団があるが、すでに2旅団はドイツ軍に入っていた。今回13軽旅団がドイツ軍に組み込まれることで3旅団すべてがドイツ軍の指揮下に入った。オランダの陸軍の兵士は23,500名。ドイツは60,000名。
オランダ軍とドイツ軍はNATOの中で様々な分野で協力してきたが、今回の統合で完全に両軍が一体化することになる。ただしオランダの指揮が完全に放棄されたことではなく、自国軍の配置に関しては指導権を持つ。
オランダ軍のすべてがドイツ軍とともに働くわけではなく、軍団司令部は独立して活動を続ける。ただ軍備品の購入などに関しては共同購入コスト的に有利なため協力する。