オランダ、賃貸物件数激減する

今年の第1四半期の賃貸物件の数は昨年同時期に比べ24%減少した。また賃貸契約件数も9%減っている。賃貸料は平均で0.7%上昇。
この背景には2013年度には不況で自分の持ち家を売れずに賃貸にまわす物件が多かったが、今年に入り不動産市場がやや活性化し賃貸よりも売却が増えたという事情がある。賃貸料は上向きである。
いわゆる中間価格市場(700−1000ユーロ)が最も大きいが、この価格帯を賃貸する人たちはなかなか住宅ローンが組めない。このため賃貸を続けている。フリーセクターと呼ばれる政府による規制のない市場での全国平均賃貸料は一ヶ月1232ユーロとなっている。