トマト缶事件、今度はフェルメールがターゲットに

ハーグのマウリッツハウス美術館に展示されている「真珠の耳飾りの少女」の前でトマト缶をぶちまけた男性3人が逮捕された。作品の前の立っている犯人の一人に別の男が赤い液体をかけ、もうひとりが絵の横の壁に手を接着剤で貼り付けた。

世界でも最も有名なフェルメールの作品である「真珠の耳飾りの少女」は破損していない。しかし事件後、この部屋は急遽閉鎖され警察が捜査している。

ここ2ヶ月、世界中で環境保護アクティビストが絵画にトマト缶などをかける事件が起きている。ポツダムではモネの絵画、ロンドンではファン・ゴッホのひまわり、そしてパリではダビンチのモナリザが被害にあった。オランダで起きたのは今回が初めてだが、アムステルダム国立美術館などは警戒を高めている。

このアクティビストたちが属するのは「石油を止めろ(Just Stop Oil)」という団体。化石燃料の使用を止めるよう呼びかけている。この模様を撮影したビデオは以下のリンク。

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