旅行をするならドイツ? 鉄道やバスなど乗り放題で1ヶ月9ユーロ!

隣国ドイツでは高騰するエネルギー価格に対処するため、燃料にかかる付加価値税を下げたり、働く人に一律300ユーロを支給するなどの措置をとっている。このほか車をできるだけ使用せず公共交通機関の利用を推進するために、料金の大幅値下げを行っている。

ドイツ国内を旅行するなら公共交通機関が格安だ。6月、7月、8月の3ヶ月間、国内の交通機関は乗り放題で1ヶ月9ユーロ。鉄道、トラム、地下鉄、バスなど、ほとんどの公共交通機関が使える。例外は高速列車(ICE)とインターシティ。例えばアムステルダムからベルリンに行くICEには適用されない。どうしてもこの9ユーロチケットを利用したいとなると、少し時間の余裕が必要だ。例えばユトレヒトからケルンには3時間かかり、ICEを使うより1時間長く要す。同じくベルリンまでは11時間。ICEを使えば6時間なので、のんびりと行く時間があればかなり安い。国境までのオランダ鉄道料金とあとは9ユーロですむ。

またドイツは今日から今後3ヶ月間、燃料税をガソリンでリットルあたり35セント、ディーゼルで17セント引き下げる。これにより平均でガソリンは1.85ユーロ、ディーゼルは1.9ユーロになる。オランダでは、付加価値税を下げたもののガソリンは2.2ユーロにとどまっている。このためオランダから給油に行く車で国境付近のスタンドは混雑が予想されている。