旅行会社TUI,夜行列車旅行を販売

世界最大級の旅行代理店であるTUIグループの傘下にあるオランダTUIは、5月25日から欧州6カ国に向けた夜行列車旅行を販売する。月に数回運行する夜行列車は、オランダからコペンハーゲン、プラハ、ウィーン、ベニス、ミラノそしてフィレンツェを繋ぐ。TUIは、昨年10月から夜行列車を運行しているグリーンシティトリップ(GreenCityTrip)と共同でこの事業を行うという。列車はアムステルダムとユトレヒトから出発する。

TUIは現時点でも列車旅行パッケージを販売しているが、あくまでも国際列車とタリス(国際高速列車)のみを扱っている。これが夜行列車も提供するようになる。

列車はユトレヒトあるいはアムステルダムを16:30か20:00に出発し、目的地には次の日の8:00から11:00に到着する。TUIは格安の航空旅行を提供しているが、今後は環境に優しい列車旅行を増やす予定。

グリーンシティトリップは旅行会社フライワイズの子会社で、昨年10月から欧州各国の夜行列車旅行を提供している。夜行列車旅行の人気は高まる一方で、今年の4月から各列車に5車両増やしたり目的地を増やすなどサービスを強化している。今回のTUIとの協力で市場が拡大すると見ている。

TUIでの夜行列車旅行は5月11日から予約可能。また各都市での滞在を含む4泊5日のパック旅行も販売する。1日目と最後の夜は車中泊。

GreenCityTrip