スーパーAHで、パッケージなしの商品販売

「AHノン・パッケージ」という名前で、スーパーのアルバート・ハイン(Albert Heijn)が新しいコンセプトの販売を開始する。通常ではプラスチックや紙などのパッケージに包装されて売られている商品を再利用可能な容器に入れて持ち帰るというシステムである。

第一段階では70の商品が対象で、ディスペンサーから容器や袋に好きなだけ入れる方式になる。容器や袋は自分で持ち込んだり店舗で購入も可能だ。このやりかたで商品自体も通常のパッケージ入りのものより安くなるという。対象の商品は、朝食用のフレークからパスタや米、そしてお茶やナッツなど。まず自分の容器の重さを測り、その後商品を入れて再度計測し、バーコードを印刷する。これをレジでスキャンして支払うという方式である。

最初にこのシステムを導入するのは、ロッテルダムのXL店。その後、約50のXL(大型店)が導入するという。「このシステムにより包装やパッケージゴミが減る。また自分が必要な量だけを買えるので食べ残しのゴミも減るという利点がある。」とアルバート・ハインのCEOマリット・ファン・エグモンド氏はコメントしている。

アルバート・ハインは2025年までに現在の包装(プラスチックや紙など)を2000万キロ減らすことを目標にしている。さらに自社製品は100%再生可能にすると発表した。 (画像:Albert Heijn)