ユトレヒトで1週間のゴミ収集員のスト、他の都市にも広がる

ゴミ収集を行う市職員のストが広がっている。ハーグ、ベトゥーヴェ、エメン、ドルドレヒトなどでもストが始まる。先週はアルメールとアムステルダムでごみ収集員のストがあり、今週はユトレヒトがスト。ユトレヒトでは火曜日から来週の月曜日までゴミの収集がない。すでにゴミコンテナの横にビニール袋に入ったゴミが山積み状態だ。

ユトレヒト市当局もゴミの山が増える一方だと伝えている。特に市の中心部では地下ゴミコンテナが満杯で、この外にゴミを置く人が増えているという。ただ当局は労働組合との間で、ゴミが散らばって危険な状況が発生した場合に緊急サービスとしてゴミを収集することに合意している。例えば通りにガラスが散らばっていたり、注射針やその他の薬物廃棄の報告がある場合にも当てはまる。

ユトレヒト市は住民にゴミを外に出さずにベランダか物置に保管するよう呼びかけている。ただベランダや物置がない人がゴミコンテナの横にゴミを置いても今回は罰金は課せられない。

ストライキは賃上げや労働環境の改善を求めて行われている。インフレや労働環境の悪化に対し賃金が低すぎるという。従業員は12%の賃上げを求めている。市当局は4%の値上げを提示している。

新たに発表されたストライキは、ユトレヒトのものほど長くはない。ハーグでは、2月13日から3日間ごみ収集業者が業務を停止する。ベトゥーヴェ では、月曜日から 3 日間、ごみの収集を行わない。エメン、ドルドレヒト、ズウェインドレヒト、パーペンドレヒト、ハーディンクスフェルト− ヒーセンダムでは、2月9日に1日の作業停止が予定されている。