オランダ王室、ウクライナ難民に城を提供
ロシアによるウクライナ侵攻により、オランダにも多くのウクライナ人の難民が到着している。国が用意している難民保護施設の他にすでにオランダの1,700家族が自宅へのウクライナ難民受け入れを申し出ている。
オランダのウィレム・アレクサンダー国王とマキシマ女王は昨日、ウクライナ難民を受け入れると発表した。4月半ばからアペルドールン近くにあるアウデ・ロー(Slot 't Oude Loo) 宮殿が難民センターとして開放される。
アウデ・ロー宮殿はアペルドールンのヘット・ロー宮殿のある公園内にある城。正式には国家が管理するものだが、70年代から王室が賃貸している。ここに難民を受け入れる合意は、ウィレム・アレクサンダー国王の依頼により、所有者である国営不動産管理局、難民受け入れ中央組織、ヘルダーランド州、そしてアペルドールン市が決定した。先週には、ベルギー王国のフィリップ国王とマチルデ女王が難民受け入れを発表している。
ホストファミリーに滞在するは人には毎週135ユーロが給付される。市町村の難民受け入れ施設にいるウクライナ人は毎週60ユーロを受け取ることになっている。