ひまわり油、1ヶ月後には消え去る

オランダの食品加工業界は、ひまわり油の代替となる製品を模索している。現在4週間から6週間分の在庫があるが、それがなくなるという懸念からである。植物油の供給国であるウクライナでの戦争はここにも影を落としている。

オランダ食品産業協会(FNLI)は、「初めにスーパーマーケットからひまわり油が消える。そして次の問題はひまわり油を使っている食品が生産できなくなる。」と述べている。ひまわり油はポテトチップスなどの揚げ物製品やマーガリン、クッキーそしてベビーフードにも使われている。業界は、早急に代替原料を探す必要がある。

代替原料で考えられるのは菜種油、亜麻仁油、またはパーム油などだ。ただ、製品や加工方法によってそれが使えるかどうかは変わる。さらに、ひまわり油の代わりの原材料を使う場場合にはレベルや包装も変えねばならなくなる。パッケージの変更はコスト高を招き、最終的には値上げが生じる。
パッケージに関していえば、この変更だけでなく、紙や缶もウクライナの戦争で値上がりしているため、価格に反映される可能性は高い。