ウクライナからオランダに避難してきた人たちを支援する方法

現在280万人がウクライナの戦火を逃れ国外に避難している。オランダにもすでに数千人が到着している。街の中ではウクライナの国旗の色である青と黄色の横断幕などを張り、結束を示したり、家や部屋を提供する人も少なくない。さて、私たちには何ができるのか? オランダの難民援助団体「Vluchtelingenwerk (refugees work)」は以下を提唱している。

1.ウクライナの避難民に共感を示す。この団体の署名ページで署名すると、ポスターが届く。これを窓に貼るなどして、共感そして結束を示す。

2.家や部屋を提供する。ウクライナからの避難民はシリアやアフガニスタンからの難民とは別枠で扱われている(これには賛否両論あるが)。 ウクライナ人は到着から90日間ビザ無しでオランダに滞在できる。公共交通機関も無料だ。政府(市町村)が提供する施設でも最低でも6ヶ月間は滞在でき、食事、医療などを受けることができる。施設に入居するまでの間、自分の家や部屋を提供できる人は、Takecarebnbに申し込めばいい。この団体はウクライナだけでなく他国からの難民も住宅提供者に紹介している。

3.ボランティアとして働く。 ボランティア申請  このページから申込こむと、どのようなボランティアが必要といった情報が送られてくる。

4.食料などの寄付: オランダはポーランドなどのウクライナの隣国に比べ、比較的難民は少ない。寄付された食品や薬品、生活必需品は、ポーランドやハンガリーやルーマニアといった難民が多い国に運ばれる。寄付を受け付けている場所は  寄付収集場所地図 を参照。場所によっては衣類は受け付けないというところもあるので注意。

5.仕事を提供: 昨今の人手不足で従業員を求めている企業は多い。これらの企業や農家にとって、難民は貴重な人材だ。しかし現時点ではまだ法的な基準が整備されていないため、すぐに雇用するのは難しい。しかし政府はEUと協力し、早期の法整備を急いでいる。

6.寄付:最後に、最も必要な金銭的な援助。GIRO555と呼ばれる人道ボランティア団体が共同で行っている寄付受付。3月10日現在ですでに1億3700万ユーロ(約180億円)が集まっている。口座番号は、IBAN: NL08 INGB 0000 0005 55

(画像はVluchtelingenwerkから)

ウクライナの難民を支援する方法