オランダ、ウクライナ援助キャンペーンで130億円集まる

7日、オランダのテレビ、ラジオを通しウクライナ戦争の被害者を援助するための寄付キャンペーンが行われた。 GIRO555と呼ばれる各種援助団体が共同で行う募金活動をメディアが応援する形だ。テレビ局は国営放送NPOだけでなく民放のRTL4やSBS6も加わり同時放映された。キャンペーンにはタレントやインフルエンサーそして政治家などが出演、多くの人が電話やネットを通し寄付を行った。キャンペーン開始前までにすでに2140万ユーロが集まっていたが、最終的には1億ユーロ(約130億円)以上が寄付された。
さらに放映中に貿易・援助担当大臣が登場し、政府から1500万ユーロ(これまでにすでに2450万ユーロ)の追加寄付を発表した。
募金キャンペーンはまだ続くので、金額はさらに上がると見られる。

寄付金は、避難民の住宅、医療、水、食料などに利用される。GIRO555のキャンペーンは、世界的な大災害や戦争の被害者援助のために行われている。これまでもアジアの津波、ハイチの大地震、コソボでの戦争時に行われ、大きな金額を集めていた。オランダ人は倹約家だと言われるが、寄付については例外で大人から子供に至るまで率先して行っている。
寄付金は、IBAN: NL08 INGB 0000 0005 55 へ。