ウクライナからの難民、オランダも受け入れ

国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によれば、ウクライナから脱出した難民の数は27日現在で36万人に上る。徒歩で国境から出た人、列車や車やバスで近隣国家にたどり着いた人たちの数は今後さらに増える見込みだ。ポーランド、モルドバ、ハンガリー、ルーマニア、スロバキア、そしてベラルーシなどに逃げている。このほとんどが女性と子供たちだ。ザレンスキー・ウクライナ大統領は18歳から60歳の男性の国外脱出を禁止し、戦闘に加わるよう指示している。

これまで中東やアフリカからの難民を頑なに入国を拒否していたポーランドやハンガリーも、ウクライナからの難民を手放しで歓迎している。パスポートがない人、コロナ感染陰性証明書がない人たちも問題なく入国しているという。

難民は近隣諸国に滞在しているが、欧州諸国はすでに9000万ユーロの難民援助金を拠出した。オランダは薬品などを供給している。またオランダも難民の受け入れを表明しているが、正式に難民としてやってきたのはまだ50名足らず。今後戦闘が長引けば、この数は増えそうだ。