PVV党、極右路線から離れる?

移民排斥、反イスラム、反EUを掲げていたPVV党が、今回の地方選では社会党以上に左寄りの政策を提示している。ルッテ首相(VVD党、中道右派)がインタビューで語った。
「極右だったPVV党が参画してきたため左派陣営の勢力が増してきた。ウィルダース氏(PVV党首)は選挙対策戦略だとしても右派陣営から脱退した。」とルッテ氏。特に財政、経済政策に関しては極端に左寄りの発言をしている。「社会保障、雇用、医療制度改革に関して多くの要求を出しており、現政権を担うVVD党を支持する党が減ってきている。」さらに犯罪対策に関しては、在蘭モロッコ人を非難することでPVV党は多くの支持を得ていることに対し、これが問題の根本的解決にはなっていないとルッテ首相は批判している。

今週水曜日に行われる地方選でPVV党は社会党などの左派支持者からの票獲得を狙っている。