スキポール空港も靴爆弾警告を受ける

米国政府は米国へ向かう航空機に靴爆弾を履いた者が乗る可能性がある空港のひとつにオランダのスキポール空港もあげている。米国国土安全保障省が水曜日に発表したもの。

ロイター通信によればこのテロの可能性はイエメンにおけるアルカイダの動きに基づくという。関係者によれば、米国など各国の当局はテロ組織が新たに靴に仕込む爆弾の設計に取り組んでいる情報を入手。これらの情報に基づき国土安全保障省が警告を出したという。

対象となるのはスキポール空港を含めパリやロンドン、カイロなど25~30の都市から米国に向かう便。今後、米運輸保安庁の「要注意人物リスト」に名前が載っている乗客や無作為に選んだ乗客に対し、爆薬を検知するための拭き取り検査など、追加検査が行われる可能性があるという。
別の当局者は、今回の警戒呼びかけは具体的なテロ計画の情報があるわけではなく、あくまでも注意強化のためだと語った。航空各社は今回の警戒情報に絡んだ具体的な追加対策は求められていない。ただし、検査の強化により出発時間に遅延が生じる可能性があるという。