スーパーの自社ブランド製品は有名ブランド製品の半額!

オランダのスーパーマーケットで販売されているAブランド(A-merk)と呼ばれる有名ブランド製品と自社ブランド製品(プライベートブランドPB)の価格差が、ここ数年で拡大している。オランダ消費者連盟(Consumentenbond)の調査によれば、PB製品は有名ブランド製品より約50%近く安いことが判明した。2014年には24%安いだけだったが、現在では平均45%安くなっている。

特に価格差が顕著なのが洗濯洗剤と食洗機用洗剤。例えば洗濯用洗剤「Ariel」は、スーパーマーケットのPB製品より平均で80%も高い。
ブランド製品とPB製品の価格差はスーパーマーケットによっても異なるが、「Deen」「Deka」「Dirk」「Vomar」では48%という調査結果が出ている。「Aldi」や「Poiesz」では平均39%である。価格差は毎年5%ずつ上昇している。スーパーマーケットの中には、安いブランドとPB製品を一体化させるという戦略をとっているところもあり、これがこの価格差を広げる一因となっている。この戦略をとっているのは「AH」と「Jumbo」である。もうひとつの価格差を広げている要因は、一流ブランドの値上げがある。
気になる質の差であるが、消費者連盟は製品ごとの調査は行っているが、有名ブランドとPBの一般的な差は発表されていない。

消費者連盟の調査結果