2020年のオランダ経済成長マイナス6%に、その後は回復

オランダ経済は今年6%の縮小が予測されている。本日、オランダ経済政策分析局(CPB)が発表した数字によれば失業率は5%へと上昇し、来年には経済成長は見込まれるものの失業率は増え続けるという。

この数ヶ月のコロナウィルス規制によりオランダ国内での経済活動は10−15%縮小している。将来の展望については不確定要素が多いため、CPBは複数のシナリオを用意したが、ベースシナリオによれば、今年の成長率はマイナス6%、来年は3%上昇する。ただし失業率は来年には7%にまで増加しそうだ。CPBはこのベースシナリオより楽観的なものと悲観的なものも作成している。
今後、住宅、建設、エネルギー分野などの投資の活性化で成長は期待できるとCPBは分析している。

さらにOECD(経済協力開発機構)の調査では、世界経済はマイナス6%に落ち込み、失業率は9%にまで増加するとしている。ユーロ圏の成長率はマイナス9.1%から11.5%で、コロナ禍の打撃を最もひどく被ったイタリアやフランスではマイナス14%にまで落ち込むと予測している。
(画像:CPB)

CPB予測(英語)