ベルギー 車の走行距離に応じて税を支払う新制度導入か?
ベルギーでは“走行距離に応じて支払おう”(pay-as-you-drive)というパイロットプロジェクトが、2月の中旬からスタートする。 導入予定とされている新制度では従来の道路税の代わりに、登録している車の走行距離によって税を支払うことになる。約1,200人が(主に通勤者)この試験的、パイロットプロジェクトに参加する。
フランダース地方の運輸大臣は、まだ今の段階では何も決定していないと主張している。 これは5月25日に行われる選挙での次期政権次第で最終的な決定を行うためだと考えられている。
パイロットプロジェクトは、 2月17日に開始される。今回不参加のベルギーの他の地域はこのシステムがもたらす影響や効果をできるだけ探りたいと考えているようだ。車を利用する人々は、走行距離によって支払わなければならないわけだが、運転する時間帯や、例えば高速道路や市内中心部など、場所によって算出レートが異なってくる。
ラッシュ時に相当する7時〜 9時と午後4時から午後6時までに高速道路を利用すると、1キロあたり5ユーロセント支払うことになり、他の道路ではこの時間帯は1キロあたり6.5ユーロセントかかる。 そして市内だと最大9ユーロセントとなる。
もしこのシステムが採用されれば、年間の道路税に替わっての導入となる。 車両登録税は新しく車を購入する際に払う。 果たして導入することによりドライバーは現在より多くの税を納めなければならなくなるのか、そこに焦点があてられる。