また毒毛虫の繁殖が始まる。各市町村で対策開始

コロナのニュースですっかり影を潜めていた毒毛虫。昨年は多くの人が被害にあい、大きくニュースで取り上げられていたが、実は今年も繁殖が始まりそうだ。オークの木(樫の木)に生息する毒毛虫(eikenprocessierupsen)は、空気中に舞っている毛虫の毛に接触するだけで痒み、皮膚炎、そして喘息などを引き起こす。今年は、この毛虫災害を事前に防ぐため、すでに退治対策を始めている市町村も多い。

昨年被害が一番多かった北ブラバント州のGemert-Bakelでは、ありとあらゆる樹木にバクテリアや線虫を撒き、毒毛虫の退治を開始した。このほかにも毒毛虫の天敵であるシジュウカラを増やすため、500戸の巣箱を設置した。

「オーク行列毛虫eikenprocessierups」と称されるこの毒毛虫はある種の蛾の幼虫だ。夜になると列を作ってオークの葉を食べつくす。そして数10万本の毛が空気中に飛んで、人間に被害を及ぼす。退治方法にはバクテリアや線虫を使う方法があるが、これを使用すると他の蝶の幼虫も死んでしまう。外敵であるシジュウカラやスズメバチなどを増やすという手もあるが、森の下草が刈られていると効果がない。下草の保護や樹木の選択が重要となる。またバクテリアで毒毛虫を退治しようとすると天敵も同時に追い出してしまうため、多くの市町村では吸引機械を使って毒毛虫を吸い取るという方法も採択している。

毒毛虫(WIKIPEDIA)