オランダ外務省、海外渡航に関する警告「不要不急の渡航は控える」

オランダ外務省は17日夜、不要不急の海外への渡航は控えるよう警告を出した。また海外での休暇も取りやめるよう促している。全世界の国への渡航に対し「コード・オレンジ」と呼ばれるレベルの高い警報が出された。この渡航注意は昨夜行われたEU首脳会議でEU外からEU及びシェンゲン域内への渡航禁止提案に関する決定に基づくもの。

EU外からEUに入国できるのは緊急の場合を除き禁止される。この禁止令は、EU市民、その家族、滞在許可証所持者、医療関係者、長距離ドライバー、外交官、特定の研究者そして国境管理者には当てはまらない。しかし、EUは渡航に関しては緊急に必要なのかを考慮すべきだとしている。オランダのルッテ首相はインタビューで「海外への渡航はするな。」と強く主張した。すでに海外渡航を決定している人も延期を勧めている。

すでに海外に渡航している人は滞在が本当に緊急で必要なものなのかを考えてほしいと首相。不要不急の滞在をしている場合には、航空会社に連絡し早い時期にオランダに戻れるよう交渉するようにと要請している。
運輸機関はこれまで通り海外への輸送・運輸活動は続けることが可能だ。

渡航に関する在オランダ日本大使館からのお知らせ