オランダ、今年の夏から電気自動車購入に4000ユーロの助成金
インフラと治水担当省は水曜日、電気自動車購入者に4000ユーロの助成金を支給すると発表した。中古の電気自動車の場合は助成金が2000ユーロとなる。二酸化炭素などの排気がない電気自動車の購入を容易くするためだという。この措置は今年の7月から施行される。
「電気自動車の種類も増え続けており価格も下がってきている。しかし通常燃料の車と比べるとまだ高い。この障壁を下げるために、助成金支給を計画した。」と同省のファン・フェルトホーフェン大臣。助成金支給の条件は、小売価格が12,000ユーロから45,000ユーロの中価格帯の車で(バッテリーをフルにした場合の)走行距離が最低でも120kmであることが条件。さらに購入したら最低3年はオランダ国内で所有しなければならない。3年以内に車を転売した場合には、助成金の一部を返済する義務が生じる。またリースで使用する場合は、4年で助成金支給が停止する。助成金制度は2025年まで有効だが金額が減額される。2021年までは4000ユーロだが、その後は2025年まで2500ユーロとなる。
この制度に関してのオランダ人の反応は様々。環境保護の立場から歓迎するというものから、電気自動車の燃料である電気の発電に、化石燃料を使っているためCO2の発生を押させるという理由はナンセンスというものまで多々ある。