アムステルフェーンで射殺事件。犯罪組織の抗争か。

木曜日午後、アムステルダム郊外アムステルフェーンのスポーツ・ジム「Health City」の駐車場で、39歳の男性が射殺された。この男は警察にはすでに目をつけられていた犯罪者だった。射殺時、男が乗った車には4歳の子供も同乗していたが、事件後無事に家族に保護されている。

この射殺事件は犯罪組織の粛清と見られている。被害者は犯罪者のラシッド・コーターで、現在逃走中の犯罪者リドゥアン・タギの組織と抗争中の組織の構成員らしい。リドゥアン・タギはオランダ犯罪史上でも最多数の殺人を含む犯罪を犯したお尋ね者で、麻薬取引犯罪組織のトップ。通報者には100,000ユーロの懸賞金が支払われる。

ラシッド・コーターやリドゥアン・タギは、モロッコ系オランダ人で構成される犯罪組織に属する。現在オランダではこのモロッコ系の犯罪組織が勢力を増しており、TVシリーズにちなみ「モクロ・マフィア」と名付けられ警察に追われている。

今回の射殺事件の容疑者は、シルバー色のフォルクスワーゲン・トランスポートで逃走。その後車はダウフェンドレヒトで燃やされている。警察は目撃者を探している。

タギ