オランダ語を話さない人の社会保障打ち切り

生活保護や失業保険を受けている人でオランダ語を話さない人はオランダ語習得が必須となる。これはEU以外の国の国籍を持つ人だけでなく、オランダ国籍を持つ人やEU域内からの移民にも適用される。オランダ語を話さないと一時的に社会保障支給が打ち切られることになる。

社会省の副大臣であるジェッタ・クラインスマ(労働党)の議案は金曜日に閣僚会議で討論されるが、このオランダ語義務化により求職者の雇用の機会が拡大するとともにオランダ社会への融合も進むと期待されている。この法案は以前に中道右派の自由民主党(VVD)が提案したものだが、労働の機会均等という国際法に反するとして却下されていた。

さらに法案は、求職者が服装や身なりや態度で雇用を却下されることもあるとしている。例えば頭から爪先まですっぽり隠すブルカ着用やゴム草履で面接に来て落とされても差別にはならなくなる。服装は標準的なオランダの基準に合わせるべきで、これに反して仕事が見つからないという人には3ヶ月間社会保障費の支給が止まる。
この法案は社会保障費支出削減の一環である。