来年から新入社員やパートそして個人事業主も住宅ローンが借りやすく

高騰する家賃を払うより、金利が歴史的に低い今、ローンを組んで住宅を購入するほうが安い。しかしこれまで仕事に就いたばかりのいわゆるスターターには住宅ローンを組むのが難しかった。これが2020年1月から住宅ローン機関の方針が緩和され、ローンが組みやすくなる。

雇用契約がある人はこれまでも住宅ローンは比較的たやすく組むことができたが、個人で事業を営む人や派遣で働く人、期限付き雇用契約の人などは、とくに困難だった。これが来年から少し簡単になるようだ。
住宅ローン保証機関NHGによれば、新しい査定法はパートタイムで働くスターターに魅力的だという。査定では現在の所得だけでなく、将来的な予想所得も考慮する。

派遣会社から派遣されているパートタイマーは、最近ではローンが組みやすくなってきている。これに対し個人事業主は、年次報告書を提出してからローンが決まるまで時間がかかるだけでなく、借りれる総額も低かった。

いくつかの住宅ローン会社は、個人事業主に対しNHGの保証なしでのローンをテスト的に開始したが、今のところ結果はかなり良い。2020年1月からING銀行、Rabo銀行、ABNAmro銀行など9つの機関で、新しい査定法でのローンを開始する。第1四半期だけで800人程度のスターターや個人事業主がローンを組むことになると予想されている。