オランダ、駅中のコーヒーはどこが美味しい?

オランダ人のコーヒー好きは有名である。朝起きて一杯、会社に着いて一杯、昼食後一杯、3時に一杯、そして夕食後一杯、というのは普通で、それ以外の時間でも空きあらばコーヒーという人が多い。通勤の途中で駅でコーヒーを飲む人も多く、オランダ鉄道NSによれば年間3000万杯が売れているという。駅の滞在時間平均は7分。この間にコーヒーを飲んで温まるかリラックスする。さて、駅で売られるコーヒーの質もここ10年でずいぶんと上がったという。オランダの全国紙NRCがユトレヒト駅にあるチェーン店でコーヒー・テースティングのチャンピオンであるローズ・ファン・アステンさんとチェックした。チェックしたのは普通のコーヒー(フィルターコーヒー)とエスプレッソ、そしてカプチーノである。調べた店は、Starbucks、Broadzaak、AH to Go、HEMA, Burger King、Kiosk, Julia’sという大きな駅にあるファーストフード店。

テストの結果、エスプレッソではイタリアンのファーストフード店「Julia's」bのものがなんとか及第点となった。ローズさんによれば「どこのエスプレッソも素晴らしいというレベルではないが、Juliaは一番悪くない。」という。続いてBroodzaakとStarbucksが挙げられた。JuliaではIllyのコーヒーを使用している。
フィルターコーヒー(普通のコーヒー)では、KioskとBroodzaakのものが一番美味しいというテスト結果が出た。
そしてカプチーノでも、Julia'sが一番に選ばれた。KioskとAH TO GOがこれに続く。
オランダの駅店のフィルターコーヒーは、アラビカ豆を中心にしたブレンド。ブレンドすることで味の質を一定にしているという。一昔前にはインスタントコーヒーも売られていたというが、最近では駅で買うコーヒーの質もだいぶ上がっていると、ローズさん。