本日フローニンゲンのガス田採掘規模縮小の閣議

地震がないオランダだが、北部フローニンゲン州では天然ガス採掘による地震が度々起こり家屋などに被害を与えている。昨年も最大でマグニチュード3.6という地震も起きている。これに対し本日閣僚会議で採掘縮小を実施するかどうかが決定される。政府筋によれば採掘量は減らす意向だが数値はまだ発表されていない。

このまま採掘量を維持すると地震による被害に対する賠償額がかさむ一方、採掘を縮小するとこれまで国庫をうるわしてきたガス生産による歳入が激減する。政府はこうした財政問題のみならず地元での選挙にも目を配らねばならない。

天然ガス生産はオランダの経済にとって欠かせない。オランダは天然ガス輸出で毎年100億ユーロ以上稼いでいる。しかし地震による地域の不動産価格低下も大きな問題となっている。