留学生、オランダ人社会に溶け込むのが難しく

オランダに留学している学生にとってオランダ人社会に溶け込むのは難しいようだ。学生連盟のISOとLSVbそしてエラスムス大学学生ネットワークESNが留学生1000人に調査した結果である。
障壁には、住居が見つからないこと、オランダ語学習の授業を受けられないこと、オランダ人の学生との交流が難しいことなどが挙げられている。

住宅難のオランダで住居を見つけるのは学生にとって至難の業だ。72%の留学生は、住居探しに(大学が)もっと力を注ぐべきだとしている。44%の学生は住居探しに多大なストレスを感じたと答えている。

オランダで学んでもオランダに残る学生が少ない。オランダ人社会に溶け込むのが難しいというのが理由のひとつである。週刊誌エルセフィールの調査によると、2017年にオランダで修士号を獲得した留学生の61%は半年以内のオランダを離れている。

留学生はオランダ人学生との交流がないことに疎外感を感じている。オランダ人学生は英語が堪能なので言葉の壁だけではない。文化の壁が立ちはだかっていると考える学生も多い。授業は英語で行われているものの、オランダ語は社会に接するために欠かせない。しかし大学でオランダ語が学べる機会が少ない、と37%の留学生は不満を表している。言語のみならず文化の違いについても学校側は講義を設けるべきだとESN。

オランダへの留学生数は急増している。大学が留学生の受け入れに助成金を支給されるというのが増加の背景にある。2006年には3万人だったのが2018年には9万人に増加している。この数は全学生の11.5%に当たる。OECDの調査によればオランダは留学先のトップに位置する。