オランダの初ニシン解禁

オランダ人の大好きな生ニシン。本日6月11日が公式な初ニシンの水揚げ日である。ハーグの近郊の港町スヘーフェニンゲンでは恒例の初荷の競りが行われ、一樽が史上最高額である99,500ユーロで競り落とされた。この競りは通常のオークションとは違い、競り落とした価格を入札した人全員で払うというもの。今年は卸売店であるマクロが最高価格をつけた。参加者はオランダとベルギーの企業。売上金は小児がん撲滅のための協会に寄付される。

ニュー・ハーリング(Hollandse Nieuwe)と呼ばれる初ニシンは明日12日から店頭に並ぶ。
生ニシンといっても、実は塩水に漬けたもの。この保存方法は中世にオランダ人によって発明されたという。原材料のニシンは5月から6月にかけてデンマークやノルウェー付近の北海で捕獲されオランダに運ばれる。