2年前にオランダに上陸したカナダのハドソンズベイ、経営困難に
カナダのデパートチェーン「ハドソンズベイ」がオランダに上陸したのが2017年。当時中間層を対象にしたオランダのデパート「V&D」が倒産し、不動産をそのまま購入し開店したもの。アムステルダムを始め、アメルスフォールト、ユトレヒト、ズウォレ、アムステルフェーンなどに店舗を展開している。しかし業績は思うように伸びず、昨年の損失は8000万ユーロに上ったと伝えられている。
ハドソンズベイはドイツでもチェーンを展開していたが、オーストリアの投資会社シグナに売却した。オランダではコスト削減が続いているが、今後どうなるかは不明だという。株主の一部は上場廃止を要求している。
現在オランダでは小売の二極化が進んでいる。デパートの「バイエンコルフ」は高級化を進める一方、「アクション」といったディスカウントストアが急速に拡大している。