オランダ人で人気の小売りチェーンは?

オランダの小売チェーンの明暗が分かれてきている。シェアを拡大するチェーンもある中、多くのチェーンで店舗改装の頻度は低く顧客も減っている。Q&Aリサーチが5000人の消費者を対象にした調査の結果である。調査では「どの店が生活に不可欠か」そして「どの店に行くと幸せな気分になるか」などの質問を行った。

アンケートの人気度で上位になったのは、ドラッグストア「Kruidvat」化粧品「Rituals」、家具の「IKEA」スーパー「Albert Heijn」そして車両サービスの「ANWB」である。これらのチェーンはオンラインでも強く、路面店でも好調で顧客を集めている。これに対し人気がないのが、スーパーの「Spar」カーペットの「Carpet Right」家庭用品の「Marskramer」と衣料の「New Yorker」という結果が出た。

買い物をして気持ちがいい店は全体の8%にとどまった。キッチン用品や小物などを売る「Dille & Kamille」、オーガニック食品「Ecoplaza」、メガネの「Hans Anders」そして化粧品の「Rituals」という名前が上がっている。

調査会社Q&Aによれば、巨大チェーンほど資金力があるので店の改装も頻繁に行うことができ、これによって集客力も強まる。これに対し中型のチェーンは設備投資力に欠けるため集客力にも限界がある。
ただウェブショップの併設も重要な要素かといえばこれは必須ではないようだ。集客力のあるスーパーの「Aldi」や「Dirk」、衣料の「Primark」、ディスカウントショップ「Action」などはウェブショップを持たない。ウェブショップがなくても人気の店はシェアを広げている。

Q&A調査結果