オランダ労働党ティマーマンス、EU議長候補に意欲

オランダ労働党代表でEU筆頭副委員長であるフランス・ティマーマンス氏は、EU委員長ジャン・クロード・ユンケル氏の後任を目指すと、マーストリヒトで行われた各党のディベートのあと、インタビューで発言した。「他の職には興味がない」と委員長就任に意欲を見せた。オランダでのEU議員選挙は5月23日に行われる。

本年10月31日はユンケル氏の委員長としての任期が終了するが、同時に副委員長の任期も終わる。このほかにもEU内では任期が終了となる重要な職もあり、後任者探しが始まっている。例えば欧州議会の議長であるドナルド・タスク氏も任期が終わるが、ティマーマンス氏はこの後任には興味がないと述べている。ティマーマンスは元オランダ外相、各国に居住したことから数カ国後を話す。熱血漢と言われているが、所属政党の労働党の勢力がオランダで後退していることがネックとなりうる。

オランダで行われるEU議員選出選挙では労働党が多くの票を得るとは考えられないが、EU内では社会民主主義党が保守の欧州民族党についで2番めに勢力をもつことから、チャンスはあるとティマーマンス氏。