ベルギー 利用者増加の高級車カーシェアリング

カーシェアリング発祥の地スイスでは現在も企業や交通局が主体的に運営するなどこの方面の事業がとても盛んに行われており、欧州の他の国々、特にドイツやオーストリアでも環境問題や個人消費の観点から積極的に導入が行われている。オランダではグリーンウィールスという赤い小型車がよく見かけられる。

そしてベルギーでは今、高級車のカーシェアリング会社アントワープのBolidesが注目されている。このカーシェアリング会社のシステムは従来のシステムと同様に必要な時のみ車を使用することができるが、一番の売り物は高級車は購入しないというような層の人々でも気軽に利用できるという点にある。

このカーシェリング会社は広い層に受け入れられ始めており、特に若い世代やビジネス層、また高級なイメージを追い求める人々の間で益々利用者が増えると見込まれている。

利用者は、インターネットを使ってどこに利用可能な車があるかを確認できる。
またこの会社はユーザー登録数を制限することにより利用者がより車を迅速に探すことができるように工夫している。1キロ平方メートルあたり40人の登録がある場合最低2台の車が歩いてアクセスできる距離で見つけられる。
会費などは一切かからない。利用費は1時間毎に7ユーロ50セント、加えて1キロあたり0,145ユーロで換算される。燃料費や保険、メンテナンス料なども一切かからない。またスマートフォンで車のロック施錠も解錠もできる。

現在ベルギー国内で1万4千人がカーシェアリングを利用しているが、その数はこれから益々増加すると見られている。

Bolides