オランダ保険会社、歯科医の不正請求を取り締まる

オランダ健康保険の大手アフメア(Achmea)は、約1000軒の歯科医から合計400万ユーロの不正請求を回収する。歯科医が保険会社に請求した請求書の内容が「ありえない」ようなものだったり詐欺的なものだったりするというケースである。同社は2010年から2012年までに歯科医から請求された合計金額のうち約400万ユーロが不正請求であると判断した。

木曜日にはすでに250軒の歯科医が不正請求に関する勧告を受け取っている。オランダには合計8000軒の歯科医院があるので、8軒に1軒は不正請求を行っていたことになる。

オランダの医療を監視する組織であるNZaによれば、保険会社が歯科医だけでなく通常の医師、精神病専門医、薬局などに不正請求で余計に支払った額は毎年7500万ユーロに達するという。