オランダ最大のチェーン店は「クラウドファット」
オランダのどの町に行っても見かけるドラッグストア「クラウドファット(Kruidvat)」は全土で店舗数956軒を記録した。2013年から店舗数の多さでは常にトップの座にいる。次に店舗数が多いのはスーパーマーケットの「アルバートハイン」で852軒。これに続くのが同じくスーパーの「ユンボ」だと、調査会社ロカトスの調査で判明した。
この調査「トップ100の店舗フォーミュラ」で、増加を見せているのが化粧品などを販売する「リチュアル」の115店舗と「ニューヨーク・ピザ」の129店舗である。これに対し店舗数を減らしているのはネット取引が当たり前になった銀行や郵便局である。
10年前には400店舗あった開発国からの商品を売る「ワールド・ショップ(Wereldwinkel)」も減少の一方で現在234店舗となった。ここで売られるコーヒーやチョコレートなどの「フェアトレード」商品は、たいていのスーパーマーケットで売られているため需要がなくなったことが原因のひとつだという。このためワールドショップは食品以外のスカーフやランプやバッグといった商品に力を入れているが、「なんとなく古臭い」というイメージが払拭できないでいると、担当者。
ドラッグストアやスーパーマーケットはオンラインショップにはまだ取って代わられていず健在だが、銀行の窓口はますます減る一方である。