オランダの湖にカワウソ出現

オランダの西中央部にある湖で30年ぶりにカワウソが出現した。南オランダ州ニューコープ湖で森林警備隊が火曜日の朝に顔を現したカワウソの映像を発表した。撮影されたカワウソはツイッターやYoutubeで見ることができる。森林警備隊のスポークスマンによればカワウソは「淡水自然の使い」だそうだ。カワウソは食物連鎖の頂点にいるので、カワウソが戻ってきたということは水の質が向上したことを示す。

この地域で最後に残っていたカワウソは1978年に車に轢かれて死んでしまった。その後オランダ全土からカワウソは姿を消したが、2001年にオランダ北部にカワウソを連れてきて以来また少しずつ繁殖していった。「そしてようやく自然が少ないランドスタット(オランダ西部の人口密集地帯)でもカワウソが生息できるようになった。」と自然保護団体。

2011年にオランダ中西部のアルフェン・アアン・デ・ラインで車に轢かれたカワウソがまた発見されたため、カワウソが生存しているのではと期待されるようになった。そして今回自然保護団体が設置したカメラにかわいい画像が映り、生存が確認された。南オランダ州の自然保護団体は湖の間に地下トンネルを掘ってカワウソが交通事故の被害にあわないようにするよう要請している。