2013年オランダの時事ニュース

今年のオランダの大きなニュースのひとつは、123年もの間ずっと女王が王座についていた後に国王が誕生したことであろう。4月30日に前ベアトリクス女王(75)が退位し、オランダ王室200年目にあたる2013年に新しい世代に王位を譲ることになった。この日、新しい国王であるウィレム・アレクサンダーが国王となり、例外的にその夫人であるマキシマ王女が女王と称されることになった。

王室関連では、ウィレム・アレクサンダー国王の弟であるフリゾ王子が2012年の冬にオーストリアでのスキー中に負傷し意識不明状態であったが、7月にロンドンの病院からオランダに戻り44歳の生涯を閉じた。

2013年はまたオランダ・ロシア交流記念年だったが、ロシアからの亡命者であるドルマトフ氏が突然ロッテルダムで死亡するなどの不審な事件のほか、ロシアの同性愛禁止法に反対するデモが行われるなど不穏な動きが相次いだ。さらに9月には、自然保護団体グリーンピースの船舶がロシア当局によって拿捕されオランダ人アクティビストが逮捕され、11月末にやっと釈放された。この波乱に満ちたオランダ・ロシア年も11月の国王夫妻のモスクワ訪問で幕を閉じた。

このほかオランダ中の国民を震撼させたニュースは、2週間以上行方不明となった9歳と7歳の男の子二人が父親によって殺害されたことが発覚、その父親も自ら命を絶っていた。

昨年10月にロッテルダムの美術館クンスト・ハルから盗難されていた10数点のピカソやシャガールなどの20世紀初頭の絵画の盗難犯人がルーマニアで逮捕されたが、盗まれた絵はすべて燃やしたと証言した。専門家が燃やした絵の灰を鑑定したところ実際に燃やした可能性が非常に高いらしい。

経済では相変わらず不況からの脱出の兆しはまだ見えていない。