空前の快晴続きで水不足に、農業に打撃

オランダや欧州各国では雨が降らない快晴の日々が続いているが、これによる水不足で農業に打撃を与えている。とくにレタスなどの野菜は価格が2倍に上昇した。オランダの農業協会であるLTOによれば「水不足で野菜の生産が落ちる」ため、レタス、キャベツ、カリフラワーなどの値段が上昇している。
水不足による農業への影響に関する数値はまだLTOは発表していないが、野菜は質と量ともに減少すると予想されている。

収穫が半分に減ると市場価格は3倍に上がるが、流通機関と契約している農家にはあまり影響がない。これに対し非契約農家は価格上昇により利益を得るという。
また地域によって乾燥による影響も異なる。オランダの低地地方の農家は小川や運河などから水を汲み上げ水撒きができるが、北ブラバントやアハターフックなどの少し高地ではこれができず、地下水や雨に頼っている。LTOによれば、水道水による水撒き禁止令を破り罰金を払ってでも収穫を成功させたいという農家もあるという。