オランダ人、大人も子供も運動不足

オランダ中央統計局(CBS)が発表した統計によれば、4歳から12歳までの子供で「運動ガイドライン」を満たしているのは55%にとどまるという。このガイドラインでは、1日最低1時間の軽い運動をすることが推奨されている。例えば自転車、歩き、水泳など。さらに週に3回ほどジャンプやダンスなどの筋肉や骨を鍛える運動をすることも含まれる。
調査によれば毎週スポーツをするという子供は65%でこの数は年齢が上がるほど増えており、8歳から12歳では79%がスポーツ活動を行っている。CBSの分析によれば、昔は自転車で学校に通うのが普通だったが、働く女性が増えるにつれて子供を車で学校まで送る人が増え、今では20%の子供が車で通学している。また外で遊ぶよりも家でゲームなどをする時間が圧倒的に増えているのもこの背景にある。

大人にも同じ調査が行われたが、ガイドラインの運動量を満たしている人は半数以下という結果が出た。大人のガイドラインでは週に150分を何日かに分けて運動するというもの。このうち週に2回は筋肉と骨を鍛える運動が推奨されている。この筋肉・骨の運動に関しては子供の99%が標準を満たしているのに対し、大人は77%にとどまる。

CBSの統計