スーパー「アルバート・ハイン」自社製品から糖分を大幅カット

オランダ大手スーパー「アルバート・ハイン(AH)」では現在自社製品から砂糖を減らすことに注力している。パスタソース、コーンフレークス、ジュース、保存食bへの砂糖添加を減らすなど、AHは糖尿病基金と協力し2020年までに合計角砂糖10億個分の砂糖分の削減を目指す。

AHはより添加物が少なくおいしく健康でさらに低価格の製品を提供することを目標にしていると、スポークスマン。この一環として加工食品から砂糖bを大幅に減らしている。すでにジュースやシロップ、清涼飲料水、パスタソースなどから砂糖分を減らした。AHでの砂糖を減らす動きは2年前から始まっているが、これまでに角砂糖32万個がカットされている。

この動きは糖尿病基金がAHに呼びかけ始まったもの。普段食べる食品から砂糖分を減らすことで糖尿病患者数も減らそうというのが目的だ。現在オランダにはタイプ2と呼ばれる太り過ぎから来る糖尿病患者が100万人おり、その数は増える一方だという。基金によれば、スーパーの食品から砂糖分をカットするほかに、不健康な食品に関する情報や食品に含まれる砂糖含有量を表示したチラシの配布なども重要だとしている。

AHの他にもスーパー「プラス」でも砂糖減量を図っている。ここでは食品からの砂糖の含有量を減らすのではなく、清涼飲料水を通常より小さなボトルに入れて販売するなど、摂取量の減量という方法をとっている。コカ・コーラなどの清涼飲料水製造販売企業もこの計画に同調している。