マレーシア航空MH17撃墜事件はロシアによるものと、オランダ政府ロシアを非難

2014年にウクライナ東部で起きた、マレーシア航空機のミサイルによる撃墜を調査する共同調査班(JIT)の調査発表を受け、25日朝オランダ政府は事件はロシアに責任があるとの声明を発表した。オランダが主導しオーストラリア、ベルギーそしてウクライナと共同で調査を行っているJITは、24日ミサイルはロシアの軍部隊から発射されたことが確認されたと24日に発表している。4年前アムステルダムからマレーシアのクアラルンプールに向かっていたマレーシア航空MH17便(ボーイング777型機)は飛行中にウクライナの反政府勢力が支配する地域から発射されたミサイルに撃墜され乗っていた298人全員が死亡した。
ロシアはこれまでこの事件への関与を否定していたが、今回の調査でこれが覆されたもの。

オランダのブロック外相は記者会見で、ロシアの責任を追求するとともに、今後の調査への協力を依頼している。ブロック外相は声明の中で「MH17機撃墜事件についての真相を突き止め、犠牲者と家族のためにも正しい審判がくだされるべきであり、これに関してオランダは国際社会から支持を受けている」と述べている。