オランダの若者、夜遊びで60%がXTC使用

オランダに住む20歳から24歳の若者は、夜遊びに行くと60%がXTC(エクスタシー、MDMA)という錠剤型麻薬を一度以上使用したことがあるということが、トリンボス研究所の調査で判明した。
これまでは一部の青少年が使用していたXTCであるが、最近では大きなダンスイベントやフェスティバルで多くの若者が使用するようになり、層が広がっているという。同研究所によれば、このドラッグは日常のものになりつつある。

さらに調査の結果によれば、1回の使用量も増え、20%が一晩に2.5錠飲んでいる。これは健康上のリスクが非常に高く、意識不明になったり恐怖心に襲われたりすることもある。さらに、このドラッグを使用したあと運転をする若者もいるという。
同研究所は、フェスティバルなどではもっとこのドラッグに対する危険性を警告し、救急施設の完備を徹底させ公共交通の利用を呼びかけるべきだとしている。