オランダ君主制200年

11月30日土曜日午後、ハーグの騎士の間でオランダ君主制200年記念を祝う式典が行われた。式典にはウィレム・アレキサンダー国王、マキシマ女王、そしてベアトリクス元女王などが参列し、マーク・ルッテ首相らが式辞を述べた。

200年前1813年にナポレオン帝国が崩壊すると、イギリスに亡命していたオラニエ=ナッサウ家の一族が帰国し、ウィレム1世が即位して南ネーデルラント(ベルギー、ルクセンブルク)を含むネーデルラント連合王国を樹立した。これが現在まで続くネーデルラント王国(オランダ王国)の始まりである。

土曜日朝にはウィレム一世が行った通り、ハーグ付近のスヘーベニンゲン海岸に船で上陸するというパフォーマンスを俳優が行った。ただし、波が3メートルと高かったため当初予定していたボートでの上陸はとりやめ、海軍の船を使って行ったが、観客にとっては大変感慨深い情景であったという。さらにエキストラ100人が当時の制服を着用し登場し観客を湧かせた。
オランダは1813年から1815年の間に君主制と同時に民主主義の基礎を確立した。