北フローニンゲンで、地震の被害を訴訟に

北フローニンゲンに住む住民約150名がオランダ石油会社(Nederlandse Aardolie Maatschppij、NAM)に対し、同社にによるガス採掘による地震で被った不動産価値の低下に対し責任を追求する構えである。住民団体は、不動産価値の減少をNAMが補償すべきだとしている。

NAMによる天然ガス採掘で、北フローニンゲンでは定期的に軽度の地震が起きており、不動産価値が下がるだけでなく売却も難しくなっている。住民団体は政府かNAMを訴訟に持ち込む意向である。
オランダ文化財指定局(RCE)によれば、この地域で文化財に指定されている約100軒の建築物のうち69軒に、地震によるなんらかの破損が見られた。このなかには34の教会も含まれる。残りは家屋、農家、風車そしてアッピンゲダムの市庁舎。

国会では経済省大臣のカンプ氏に対し、定期的に起きている地震が最近では予想以上に強いものになっている事実に対し説明を求めている。最近起きた最も激しいものはマグニチュード6。