4日間のイースター期間、欧州内の銀行業務停止でネット送金も不可に

本日4月14日(金)は聖金曜日(Good Friday)と呼ばれるイースター開始の日。16日(日)がイースター、そして月曜日がイースターマンデーと呼ばれる日で、この日も休日となる。オランダでは金曜日は祝日ではないが、銀行の送金業務は停止される。このため本日14日(金)から17日(月)の4日間、銀行送金はインターネット経由といえども不可能になる。この原因は欧州内の送金システムが、週末と祭日には作動しないことになる。銀行の従業員も祝日は祝いたいので業務は停止となる。

「でも送金システムはすべて自動化しているのでは?」と誰もが疑問に思うのだが、実際にはもっと複雑な要素がからむ。欧州中央銀行(ECB)が欧州内の送金システムを管理しているため、実際にはオランダ国内の送金でも、フランクフルト(ECB)経由となっている。したがって、オランダ国内の銀行での送金がいくら自動化されていても、ECBが閉鎖していると送金は行われない。
さらにECBの送金システムは自動化されているように見えるが、実際には人手に頼っている部分がある。不定期に送金の流れを人がチェックしている。自動運転が可能なテスラでも人が乗っていなければならないのと同じだ。

ちなみにオランダで国内外のネット送金ができないのは、週末のほか、この聖金曜日とイースターマンデー、5月1日のメーデー、そしてクリスマスである。