KLMオランダ航空、トランプ大統領の禁止令を受け、米国行フライトで7人を搭乗拒否。
オランダ航空KLMは、28日トランプ大統領によるイスラム教徒の米国入国拒否決定を受け、米国行き便に搭乗予定だった7人の乗客を拒否した。拒否された7人はいずれも米国のビザを持っている。このうち2人はスキポール空港から、5人は他の空港からの搭乗予定だった。KLMによれば、米国での入国拒否される可能性が高いため、搭乗を控えてもらうことにした。KLMは乗客の最初の搭乗地点までの費用は支払う発表している。
トランプ大統領は28日、イラン、イラク、ソマリア、スーダン、シリア、リビア、イエメン国籍所持者の米国入国をテロ対策という名目で3ヶ月間禁止した。米国での永住権(グリーンカード)所持者でも、上記出身国者の入国は不可能だ。さらに難民も数ヶ月間は入国は禁じられることになった。現在アメリカの各空港では拘束や送還された人が相次いでいる。中には10年以上アメリカの政府機関で働いていたイラク人なども含まれているという。
KLM以外の欧州各国航空会社、そしてカタール航空やエジプト航空などでも上記7か国の乗客搭乗拒否を実施している。